こんにちは!北海道エコ・動物自然専門学校です!
ペットをキレイに可愛くする人気の仕事「トリマー」。
近年のペットブームや、TV番組の特集などで注目度が上がっている仕事の1つです。
でも、トリマーって資格はあるの?どんな人が向いているの?など、詳しいことが分からない方も多いのではないでしょうか?
今回は、開校以来たくさんのトリマーを育ててきた北海道エコが、トリマーの仕事内容や、トリマーにになるにはどうすれば良いかと解説します!
トリマーになるために中学高校生のうちからできることも解説していますので、是非最後まで読んで下さいね!

目次
トリマーとは?
トリマーは、ペットサロンやペットショップなどで、ペットとして飼われている動物を可愛くキレイにする仕事です。
具体的には、毛や爪のカット、ブラッシングなどを行います。
つまりは、「ペットのスタイリスト」です。
犬がメインですが、猫やその他の動物を扱うこともあります。
ちなみに、トリマーの語源は「整える」という意味を持つ英語の「トリミング(trimming)」です。
トリマーには、飼い主さんの要望をカタチにしたり、それぞれの動物の個性に合わせたスタイルにしたりと、確かなスキルが必要とされます。
そのため、練習など大変な点もありますが、動物たちをキレイにして飼い主様に喜んでもらえる、とてもやりがいの大きい仕事です。

トリマーの仕事内容は?1頭の犬が可愛くなるまでを解説!
一言でトリマーの仕事と言っても、その工程は多岐に渡ります。
トリマーの仕事のイメージをつけてもらうために、具体的な例として1頭の犬を可愛くするために、トリマーがどんなことをしているか、その流れを解説します!
受付・カウンセリング
まずはワンちゃんをお迎えして、飼い主様からの要望をヒアリングします。
この時、スタイルの要望だけでなくワンちゃんの性格や得意不得意なども把握し、その後のトリミングに活かしていきます。
耳そうじ・爪切り
トリマーは、身体の毛のカットだけでなく、ワンちゃんのあらゆる場所のお手入れをします。
耳のよごれを取り除くために耳そうじをしたり、時には耳の中に生えている耳毛の処理も行います。また、爪のケアも爪が引っかかったり折れたりしないための、トリマーの大切な仕事です。
シャンプー・リンス
カットを始める前に、まずはシャンプーやリンスで全身をキレイにするのが一般的です。
シャンプーが得意ではないワンちゃんもいるので、様子を見ながら丁寧に行います。
ドライ
キレイに洗い終わったら、タオルで身体の水分をよく拭き取り、ドライヤーをかけて全身を乾かします。
半乾きは毛玉の原因にもなるので、ここでしっかりと乾かしておくことが大切です。
カット
いよいよ全身の毛のカットです。
飼い主様の要望を踏まえて、そのワンちゃんに似合うスタイルにカットを行います。
カットの時、全てのワンちゃんがじっとしてくれているわけではありません。
動いたりするワンちゃんも多いので、ワンちゃんを落ち着かせたり、押さえたりしながらカットを進めます。
そのため、トリマーはトリミングの技術だけでなく動物の接し方も身につけておくことが大切です。
北海道エコのペット学科では、入学後に自分だけのパートナードッグが決まり、パートナードッグとの生活を通じて、犬との接し方をしっかりと身につけることが出来ます。

トリマーになるには?
トリマーになるための道は、1つだけではありません。
それぞれに、向いてる場合と向いてない場合がありますので、自分にはどれが向いているかをしっかりと見極めることが大切です。
専門学校で学ぶ
最も一般的なのは、トリマーを目指せる専門学校で学ぶことです。
専門学校では、幅広いトリミングの技術はもちろん、動物との触れ合い方など、トリマーに必要なことを専門的に学べます。
専門学校の特徴としては、
- トリマーに必要な技術や知識を専門的に学べる
- 技術を証明する資格の取得ができる
- 同じ夢を目指す仲間と一緒に学べる
などが挙げられます。
トリマーになるための内容を集中的に学べるので、高校卒業後にトリマーになることを決めている方は、専門学校で学ぶのがオススメです。
北海道エコでトリマーを目指せるのは総合ペット学科です。
入学後に自分だけのパートナードッグと共に、トリミングの技術を向上させていくことができます。
通信講座で学ぶ
トリマーの技術や知識を通信で学ぶこともできます。
家に教科書やハサミ、練習用のぬいぐるみ等が送られてきて、自分で学ぶスタイルです。
通信講座の特徴としては、
- 自分のペースで学ぶことができる
- 他の仕事をしながら学ぶことができる
- 費用を抑えることができる
などが挙げられます。
ただし、実際のワンちゃんに触れる機会が少ないなど、制約も多いので、現在別の仕事をしていて、トリマーに転職を考えている方にオススメの学び方になります。
働きながら学ぶ
見習いとしてトリミングサロンに就職し、サロンで経験を積みながらスキルを身につけるやり方もあります。
上記の通信講座と併用するケースもあります。
働きながら学ぶ特徴としては、
- 収入を得ながら学べる
- 現場経験を得ながら学べる
- 通信講座との併用が可能
などが挙げられます。
ただし、基礎がない状態で就職するのは簡単なことではなく、どちらかというと既卒の方向けの学び方になります。

トリマーに必要な資格とは?
トリマーには、国家資格はなく、資格がないとトリマーとして絶対に働けないという訳ではありません。
ただし、様々な団体がトリミングの技術を証明する資格を設置しています。
就職をする上でも、確かな技術の証として、資格は取得しておく方が望ましいです。
特に、JKC公認トリマーはトリマーの資格の中でも知名度が高く、取得するのが望ましい資格と言えるでしょう。
JKC公認トリマーは、C級・B級・A級とレベルで分かれており、A級の方がより高いスキルが求められます。
主な資格は下記をご確認下さい。
資格名 | 試験実施団体 |
JKC 公認トリマーライセンス | ジャパンケネルクラブ |
JDA 公認トリマーライセンス | 全日本愛犬技術指導者協会 |
AAV 認定トリマーライセンス | 全国動物専門学校協会 |
ICCグルーマーライセンス | インターナショナル・キャット・クラブ |
SAE 公認トリマーライセンス | 全日本動物専門教育協会 |
JPLA 公認トリマーライセンス | 日本ペット技能検定協会 |
JCSA 公認トリマーライセンス | 日本キャリア教育技能検定協会 |
ペット・グルーミング・スペシャリスト | 日本動物衛生看護師協会 |

トリマーの就職先は?
トリマーとしての就職先は1つではありません。
今回は代表的な3つの就職先を紹介します。
それぞれの特徴を把握して、自分に合った就職先を選ぶことが大切です。
トリミングサロン
トリマーの就職先として最も一般的なものは、ペットサロンです。
シャンプーやカット、爪切りなどトリマーとして代表的な対応から、パックなどを用いいた皮膚や毛のケア、カラーリングなど、サロンごとに様々なメニューがあります。
ペットホテル
ペットホテルは、飼い主の方が長期出張や旅行などで家を不在にする際に、一時的にペットを預けられる施設です。
預ける際、同時にトリミングを頼めるペットホテルもあるため、トリマーを必要としている場合があります。
ペットホテルであっても、基本的にはペットサロンと業務内容は大きく変わりません。
動物病院
動物病院でも、トリマーは活躍しています。
動物病院においては、トリミングサロンのようにペットをキレイに可愛くというよりは、ペットの健康を保つためのトリミングを行うことが多くなります。

トリマーの将来性は?
近年のペットブームや動物への意識の高まりを受けて、トリマーは今後ますます必要な職種となっていくことが予想されます。
また、トリマーは経験を積んで飼い主様に信頼を得れば、独立することも可能なため、将来性のある職業言えるでしょう。
トリマーの需要
一般社団法人ペットフード協会が行った、2024年の全国犬猫飼育実態調査によると、2024年に新たに飼育され始めた犬の数は444,000頭でした。
10年前の2014年の犬の新規飼育頭数は308,000頭となっており、10年間で1.4倍以上になっています。
飼育される犬の数が増えれば、トリマーの需要は増えるので、今後もトリマーの需要は拡大していくことが予想されます。
トリマーのキャリアプラン
トリマーとしての収入アップを目指すためには、まずは飼い主様に信頼してもらい、指名を得ることです。
トリミングサロンによっては、指名料をもらえる場合もあるので、まずはスキルアップして飼い主様に信頼したもらうことが大切です。
また、信頼して頂ける方の数が増えていけば、独立して個人でトリミングを行ったり、自分のお店を持つことも可能です。
自分のお店を軌道に乗せることができれば、大きく収入を上げることも可能です。

トリマーにはどんな人が向いている?
皆さんの中には、「トリマーにはどんな人が向いているんだろう?」「自分はトリマーに向いているかな?」と思う方もいるかもしれません。
たくさんのトリマーを輩出してきた北海道エコが、トリマーに向いている人を解説していきます。
犬を可愛くしてあげたい人
トリマーにとって、一番大切なのは、「犬を可愛くしてあげたい」という気持ちです。
この気持ちがあれば、それに向かって練習を重ねて、スキルを高めていくことができます。
逆に、この気持ちがなかったり、犬があまり好きではない人は、大変なことがあった時に頑張ることができず、トリマーとしてスキルを高めていくことは難しいように思います。
細かい作業が好きな人
トリマーの仕事は、カットはもちろん、シャンプーやブロー、爪切りなど、手先を使って行うことばかりです。
手先が器用かどうかは、練習で改善することが出来るので、それ以上に手先を使った細かい作業が好きか嫌いかが重要です。
手先を使った細かい作業が好きな方は、トリマーに向いていると言えるでしょう。
コミュニケーション能力のある人
トリマーが接するのは動物だけではありません。
トリマーは、飼い主様とのコミュニケーションも大切な仕事です。
飼い主様の中には、ワンちゃんのスタイルの要望をうまく言葉で表現できない方もいますので、しっかりと話を聞き、飼い主様の要望を引き出すコミュニケーション能力も大切な要素の1つです。
北海道エコの総合ペット学科では、学内サロンをオープンし、お客様の犬を中心に3年間で360頭以上をカットします。
この学内サロンを通じて、飼い主様とのコミュニケーションを学びます。

トリマーになるために、中学生高校生からできること
トリマーになるために、今のうちからできることは何でしょうか?
今からカットの技術などは将来学校に入ってから身につければ問題ありません。
ここでは、基礎となる力を伸ばすための重要な3つのことを解説します。
色々なことに興味を持つ
人の美容と同じように、犬の美容も流行の移り変わりが速く、新しいスタイルや技術がどんどんと出てきます。
将来、そのような情報を素早くキャッチできるように、今のうちから色々なことに興味を持つ癖をつけておきましょう!
また、知識の幅の広さは、飼い主様とのコミュニケーションなど、色々な場面で役立ちますので、そういった意味でも色々なことに興味を持つことは非常に大切です。
コミュニケーション能力を高める
皆さんの中には、コミュニケーションが苦手だなと感じる人もいるかもしれません。
でも、安心して下さい、コミュニケーション能力は練習で磨いていくことが出来ます。
特別なことは必要ないので、まずは、学校や習い事など色々な場面で自分から積極的に話しかけることを意識してみて下さい。
今のうちから、様々な考え方の人と話すことに慣れておくと、自然とおコミュニケーション能力が磨かれていきますよ。
手先を使うことに慣れておく
トリマーの仕事は、手先を使うことが多いです。
そのため、今のうちから手先を使うことに慣れておくことも重要です。
実際のトリミングをする必要はないので、DIYをしたり、料理をしたり、身近なことで楽しみながらできることから始めてみましょう!
その経験が、将来トリミングの練習の時にきっと役に立ちます。

トリマーのお仕事を体験してみませんか?
北海道エコでは、犬のカットやシャンプーを行うトリミングの基礎的な体験から、泡パックやハーブパックのような珍しい体験まで、様々なメニューをオープンキャンパスで開催しています。
ぜひオープンキャンパスにご参加いただき、トリマーの魅力に触れてみて下さい!
トリマーを目指す学生たちが丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心です。
たくさんの学校犬と一緒にお待ちしています!
