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お知らせ

災害救助犬認定試験に合格しました!!

お知らせ

一般社団法人ジャパンケネルクラブによる災害救助犬認定試験が、2024年9月24日(火)に行われました。

ジャパンケネルクラブでは、全国的な災害救助犬の配備を目指していて北海道では一年に1回認定試験が実施されています。

救助犬には捜索能力と服従能力が必要となります。

捜索能力には倒壊建築物の瓦礫や土砂流木などの障害がある現場に入り、生存者の反応を探知する突破力と体力、臭気を上手く読み取る事が必要です。

服従能力とは、ハンドラー(救助犬に帯同する指導手)の指示に基づいて、前進したり左右に進入したりして捜索し、緊急退避が発令された場合には速やかに戻るといった様に、犬が正確にハンドラーの指示に従うことです。

今回の受験する災害救助犬認定試験の内容も、服従作業と瓦礫で捜索を行う実地作業の2つの分野で合格することが求められました。

本校からは総合ペット学科ドッグトレーナーの学生と犬の9組が受験。昨年3組受験で合格者1組という結果だったのでリベンジする学生、昨年は訓練が間に合わず受験を断念した学生、さらにステップアップして難易度の高い試験を目指す学生など、様々な想いをもって試験に臨みました。

特に3年生は今年がラストチャンスということで、授業がない日も集まって練習したり、受験しない学生も要救助者役をしたり、お互い協力し合いながらこの日の為に練習してきました。

試験当日、学生は今までの試験や競技会よりリラックスしている様子が見られました。

服従作業では犬に靴を履かせての脚側行進や、瓦礫歩行、遠隔操作、状況下に於ける休止など様々な課目を行いました。

いつもと雰囲気の違う状況に不安がる犬、試験中に鳴る発砲音に怖がる犬、指示に速やかに反応できないなど、様々な状況に戸惑いながらも、しっかりとこなしていきました。

捜索作業では、歩くことも大変な広い瓦礫の現場の中で隠れている人を1~2人探し、吠えて知らせることが必要となります。

ハンドラーは捜索の戦略を考え、犬に的確に指示を出す必要があります。試験では風向きなどを考え指示をだし、工夫して捜索作業を行っていました。

犬たちも忍耐強く要救助者の捜索を行い、発見し吠えて知らせることができました。

結果は6組が合格!

難易度の高い試験に見事合格しました。

何度も挫折しながらもやっと結果を出すことができ、学生たちも本当に安堵し、喜び合うことができました。

 

※救助犬試験の受験者は年々減っており、今年は全部で16頭受験のうち10頭が北海道エコという状況でした。

訓練をして受験するレベルに持っていくことが大変で、プロの訓練士でもなかなか救助犬訓練をやらないのが現状です。

学生の需要が今後ますます増えていくでしょう。