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NEWS【日本哺乳類学会2025年度大会】に動物医療飼育学科の4年生が学会でポスター発表をしました!

お知らせ ニュースリリース

【日本哺乳類学会2025年度大会】にてポスター発表しました!

北海道エコ・動物自然専門学校の動物医療飼育学科 希少生物保全コースの4年生葛西くんが、8月に酪農学園大学(北海道江別市)などで開かれた日本哺乳類学会で、「オオアシトガリネズミの外部環境(室温)における代謝変化」をテーマに、北海道大学および東海大学との共同研究として発表しました。

※動物医療飼育学科 希少生物保全コース 4年生 葛西くん

 

同コースの3・4年生は、連携している一般社団法人 野生生物生息域外保全センターの学生研究員として活動しています。

同センターは、フィールド調査だけでは得られない絶滅のおそれのある生物のデータを飼育下で収集し、その知見を保全活動に活かすことを目的とした施設で、学生は実践的に保全について学ぶ機会を得ています。今回の発表は、こうした取り組みの成果として実現しました。

※日本哺乳類学会の会場となった酪農学園大学

オオアシトガリネズミは北海道に生息するトガリネズミ類の一種で、その生態はまだ十分に解明されていません。本研究の目的は、飼育下における室温変化が体重や代謝に及ぼす影響を明らかにし、繁殖を想定した冬季の飼育技術の向上に資する生理学的な知見を得ることです。また、本研究と関連する取り組みとして、飼育下で繁殖した個体と野生個体を掛け合わせ、2世代目(孫世代)を誕生させることにも成功。これは世界初の事例で、トガリネズミ類の飼育・繁殖技術の確立に向けた重要な一歩となりました。

 

葛西くん、お疲れ様でした!

今後の活躍も心より期待しております。